Java実行環境のオプション設定

JIRA SoftwareやConfluenceのJava実行環境のオプションを設定する方法を紹介します。インストール先のbinフォルダーの中に設定ファイルまたは設定コマンドがあります。
Windowsの場合、3種類の選択肢があります。インストール時に「サービスとして起動」を選択した場合、setenv.batを編集しても反映されません。代わりにコマンドで設定するか、またはレジストリを変更する必要があります。

OS 起動方法 設定方法
Linux setenv.shを編集 → ①
Windows バッチファイルから起動 setenv.batを編集 → ②
サービスとして起動 tomcat8wコマンドを使用 → ③
レジストリを変更 → ④

①および②の場合について説明します。JIRA Softwareの場合以下の項目があります。Confluence の場合は、代わりにCATALINA_OPTS変数の設定を編集します。

設定変数 説明 当ページ原稿作成時の設定例
JVM_SUPPORT_RECOMMENDED_ARGS 任意のオプションを設定できます。詳しくは、このページの最後に参考情報として記載した、Atlassian公式マニュアルの「起動時のプロパティとオプションの設定」をご覧ください。マニュアルに記載のないオプションも使用できる場合があります。 下記オプションを設定しました。
-Xss512k
-XX:-UseCodeCacheFlushing
(UseCodeCacheFlushingオプションは、JDK7u4から使用できるようになりました)
JVM_MINIMUM_MEMORY ヒープ領域の初期値(-Xms)として使用されます。必要に応じて増やしてください。ヒープ領域の最大値と一致させることを推奨します。ヒープ必要量の計算処理を省略できる可能性があります。 デフォルトの384MBを768MBに変更しました。
JVM_MAXIMUM_MEMORY ヒープ領域の最大値(-Xmx)として使用されます。必要に応じて増やしてください。 デフォルトの768MBのままです。
JVM_REQUIRED_ARGS 必須の引数が設定されています。 デフォルトのままです。
DISABLE_NOTIFICATIONS コメントアウトされています。データインポート時に通知を発生させたくない場合、コメントを外します。 デフォルトのままです。

③の場合、tomcat8wコマンドを使用します。昔のVersionでは、コマンドの数字部分がtomcat7wのように違う可能性があります。JIRA Software Ver 7.1.9を例にして下記にコマンドによる設定手順を記載します。Confluence Ver 5.10.1でもほぼ同様に行えます。

(1) スタートボタン>コントロールパネル>システムとセキュリティ>管理ツール>サービス を選択してサービス管理画面を表示します。

(2) Atlassian JIRAサービスを右クリックし、ドロップダウンメニューから「プロパティ」を選択します。

サービス管理画面

(3) 表示されているサービス名を右クリックしてコピーし、メモ帳などに貼り付けます。
サービス名はJIRASoftware1234567890だったと仮定して手順を記載します。

サービス名のコピー

(4) コマンドプロンプトでJIRA Softwareの設定コマンドがあるフォルダーに移動し、設定コマンドを実行します。
2行目のtomcat8wと//ESの間に空白を開けるよう注意してください。

> cd C:\(JIRA Software インストール先)\bin
> tomcat8w //ES//JIRASoftware1234567890

(5) 設定ダイアログが表示されます。Javaタブを開き、下記一覧のように設定して適用ボタンを押します。

設定ダイアログ|Javaタブ
項目 説明 この画像での設定例
Use Default 事前にインストールしたJDKを使用する場合、チェックします。JIRA Software同梱のJREを使用する場合、チェック無しのままにします。 事前にインストールしたJDKを使用するため、チェックしました。
Java Options 任意のオプションを追加できます。詳しくは、このページの最後に参考情報として記載した、Atlassian公式マニュアルの「起動時のプロパティとオプションの設定」をご覧ください。マニュアルに記載のないオプションも使用できる場合があります。 デフォルトの設定に下記オプションを追加しました。
-Xverify:none
-XX:PermSize=256m
-XX:MaxPermSize=256m
(注:PermSizeおよびMaxPermSizeは、Java7まで有効です。Java8以降は無視されます)
Initial memory pool ヒープ領域の初期値(-Xms)として使用されます。必要に応じて増やしてください。ヒープ領域の最大値と一致させることを推奨します。ヒープ必要量の計算処理を省略できる可能性があります。 デフォルトの256MBを768MBに変更しました。
Maximum memory pool ヒープ領域の最大値(-Xmx)として使用されます。必要に応じて増やしてください。 デフォルトの768MBのままです。
Thread stack size スレッドのスタックサイズ(-Xss)として使用されます。空欄のままでもOKです。 512KBを指定しました。

(6) JIRA Softwareのサービスを起動し、インストール先のlogフォルダーの中のcatalina.YYYY-MM-DD.logを確認します。(YYYY-MM-DDは年月日)
Command line argumentの行に設定した通りのパラメータ値が出力され、その後「サービスCatalinaを起動します」と表示されていることを確認してください。表示されない場合、オプション設定のスペルミスがないか確認してください。

Tips) LoggingタブのLevelをデフォルト値のInfoからWarningまたはErrorに変更すると、Log-prefixに指定されている名前で始まるログの出力量を減らすことができます。デフォルト値はcommons-daemonです。各種ログの中の一部でしかありませんが、ディスクI/Oを減らしたい場合にご検討ください。


Java実行環境のオプション設定についてさらにお知りになりたいですか? ④の場合についても以下をご覧ください。

* JIRA SoftwareのAtlassian公式マニュアルから「起動時のプロパティとオプションの設定」
 https://ja.confluence.atlassian.com/adminjiraserver072/setting-properties-and-options-on-startup-828788225.html

* ConfluenceのAtlassian公式マニュアルから「システム プロパティを設定する」
 https://ja.confluence.atlassian.com/doc/configuring-system-properties-168002854.html

* jdk7u4から導入されたJavaコードキャッシュについて
 http://www.oracle.com/webfolder/technetwork/jp/javamagazine/Java-JA13-Architect-evans.pdf

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